2010年10月16日土曜日

exlovers / MARQUEE



約2ヶ月近く前に注文したexloversのTシャツが、ようやく届いた。

一度マンションの下まで来たのに、住所に部屋番号を書き忘れていて部屋の特定ができずロンドンに戻り、再度メンバーとやり取りしたら、「ごめん、今ちょっと手元にないわ。待ってて〜。」と言われ、辛抱強く待ち続け、ようやく手にしたこのTシャツ。

もう夏終わったけど…気にすまい。
日本でも買えるけど、いろいろ考えたらバンドから直接買いたかったのです。こういうトラブルも、おもしろい経験。

ということで、私はexloversが大好きです。ここ半年ぐらい、ほぼ毎日のように聴いています。
ギターの音にうっとりします。コードで弾かれる音と、単音で弾かれる音の絶妙な組み合わせが最高です。
なんとも気持ちのよい、インディ・ポップ。

ずっとアナログしか出ていなかったので、7インチとか、10インチのEPばかり聴いていたのですが、夏に出たボーナストラック入りのCDをanisakisのイマチャマが買っていたので貸してもらい、そのライナーに書かれていたバンドの情報を読んで、さらに好きになりました。

彼等の曲の歌詞はすべて、別れた恋人のことを歌っているということ。
ヴォーカルのPeterは、もともとハードコアバンドをやっていて、Cold CaveのWesley率いるSome Girlsを崇拝していたということ。

この2つの情報にはグッときました。そして、ハードコアの件には妙に納得。

彼等のルックスは、楽曲の良さと同じぐらいに最高です。
お顔や服装は勿論のこと、Peterの身体あちこちに入れられたタトゥーには、彼の歴史が垣間見える。コーラスをするLawrelの腕にも、月桂樹のかわいいタトゥー。

このルックス(&歴史)であの音楽。文句なしです。というか、なんだか安心します。
背景やルックスが正統派のインディ・ポップバンドも勿論好きだけど、exloversの在り方には、なんだか共感ができる。

最近、インディ・ポップというジャンルの音楽について質問されたり、考えたりする機会がなぜか増えている。
そしてだんだん、自分が思うインディ・ポップと、その他多くの人が持つインディ・ポップのイメージ(や、着眼点)は、けっこう離れているかもしれない、ということに気づいてきた。

音楽に対して、「正しい解釈」なんて存在しないとは思うけど、興味を持ってくれる人を増やすには、固定されたイメージばかりが定着しても、それ以上の幅が広がらないし、もったいないような気がする。
それは、どんなジャンルであっても。

そんなことを、最近は悶々と考えてしまいました。

そして、13日に発売されたMARQUEEのインタビューでも、それについて少し話しました。
よかったら読んでみてください


S.T.S.