2011年12月21日水曜日

Music helps.

STSの2011年をなんとなく振り返ってみます。

アラン・マッギーによるCREATION NIGHTに出たり、ベルギーのSTYROFOAMさんの前座をやったり、『HOMEMADE MUSIC』に制作日記が載ったり、『HOMEMADE MUSIC for girls』ではFlangerのインタヴューをしたり、ディスクガイドを書いたり、パルコのシブカル祭に参加してクアトロでライヴをしたり、初の大阪に行ったり、名古屋には1年で2回行ったり、JET SETの連載でいろいろ作ったり、Wild Palmsとスプリット7インチを作ったり、そして何よりやっぱり『SOME SMALL GIFTS』のリリースは思い出深い。VACANTでのリリースパーティーも含めて、とっても大切な記憶。

あと、今年観たライブは…
Ariel Pink、Blonde Redhead、Deerhunter、Black Lips、Vivian Girls、Horrors、These New Puritans…とりあえずパッと思い出すのはこの人たち。Ariel PinkとPuritansは特によかったなぁ。

今は、自分の世界から一歩外に出れば、世の中の大変なことの方が目に留まりやすいけど、そんななかで自分は好きなことを少しずつでも確実にやれていて、楽しい時間を過ごせていて、ほんとに幸せだよなと思います。こういう幸せって、なんとなく手に入っているようで、実はあらゆるバランスのなかで奇跡的に成り立っていることだから、ひとつひとつ気持ちを込めて向き合いたい。

来年は何があるのかなー。

あ、そういえば今ふと思い出した。私が音楽活動を始めたのが2年前ですが、その年から毎年、いろんな雑誌やWebで“来年の活躍が楽しみなアーティスト”みたいな記事にSTSを挙げてもらっているのを見かけるのですが、それを目にする度にいつも、「なんか毎年期待に添えずスミマセン」という気持ちになっています。“活躍”という言葉が、どういう意味合いを持って書かれているかは様々だとしても、自分では「今年活躍したな〜」と思ったことはなく、毎日ひっそり生活してるのですが、いつか自他ともに「活躍したな〜」と認識できる日が訪れるのでしょうか。でも一体、活躍ってなに…?(と、そういうことを考え出すと結局、でっかいクエスチョンマークのループが始まります)
とにかく、良い音楽を作って、良いライヴをひたすらやっていけたらいいな。

先日、そういう活躍うんぬんとはまたちょっと違いますが、自分と音楽との関係性について悶々と考えながら近所のフレッシュネスバーガーに入ったら、いつもおみくじ的な役割で楽しませてくれるドリンクのマドラー(“You think too much”とか、“Do it today, not tomorrow”とか、いろんなメッセージがランダムに書かれている)に、その日はこんな言葉が。



ちょっとジーンとしました。

S.T.S.